インテリアコーディネーター>□最後にココだけの話

最後にココだけの話ですが、
インテリアコーディネーターという仕事の難しい部分とやり甲斐についてです。
以前、デザイン系の建築設計事務所に勤めていた時の事ですが、
デザインの提案は、私個人というより、事務所の所長つまり建築家の方針を理解し、
デザインを進めて行きますが、
ヒヤリングをしたお客様の要望とズレを生じる場合が多々あります。

お客様は、長年の夢を叶えるべく要望してきます。
建築家としては、建物全体のイメージを優先し統一感のあるデザインを提案していきます。
このズレをどの様にしてまとめたらよいか、悩み、苦しむこともありました。
また、インテリアコーディネーターはお客さまの夢を叶えるのが仕事であって、
自分の趣味や好き嫌いでは通用しない厳しいプロの世界だという事を痛感したものです。
しかし、やり遂げたときの充実感は何物にも変えられない物が有ります。

「思い通りのインテリアにしてもらって、毎日の生活がワクワクするようになった」などと、
お言葉を頂くと。それまでの苦労がふっとび充実感に満たされ、やり甲斐を感じ、そしてまた、
新たなプロジェクトに挑戦するのです。
この境地に至るまで何度やめようと思った事か。今となっては、その頃が懐かしく思えます。